『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ』はクイーンがリリースしたベスト・アルバム
『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』は、イギリスのロック・バンドのクイーンが1999年11月8日にリリースしたベスト・アルバムで、グレイテスト・ヒッツ・シリーズの3作目である。
アルバムには全部で16曲が収録されている。
収録曲
01.「ショウ・マスト・ゴー・オン –The Show Must Go On」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン + エルトン・ジョン
〈収録アルバム〉『イニュエンドウ – Innuendo』
〈曲について〉元々はベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ Ⅱ』の先行シングルとして1991年10月14日にリリースされ、イギリスのシングル・チャートで最高16位を記録した曲。14枚目のオリジナル・アルバム『イニュエンドウ – Innuendo』にも収録されている。『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』に収録されているされているのは、エルトン・ジョンと共演したフランスのシャイヨ劇場で行われたライブ・バージョンである。
02.「アンダー・プレッシャー(Rah Mix) –Under Pressure(Rah Mix)」
〈作詞・作曲〉クイーン & デヴィッド・ボウイ
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー & デヴィッド・ボウイ
〈アーティスト〉クイーン + デヴィッド・ボウイ
〈収録アルバム〉『ホット・スペース – Hot Space』
〈曲について〉1982年にリリースされた10枚目のオリジナル・アルバム『ホット・スペース – Hot Space』に収録されている曲。クイーンの曲の中でデヴィッド・ボウイが曲作りに参加している唯一の曲。オリジナル・バージョンは1981年10月26日にクイーン & デヴィッド・ボウイ名義でシングルとしてリリースされ、イギリスのシングル・チャートで1位を記録した。『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』に収録されているのは別ミックス・バージョン。Rah MixのRahが何を意味しているのかは不明。
03.「バルセロナ –Barcelona」
〈作詞・作曲〉フレディ・マーキュリー & マイク・モラン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー& モンセラート・カバリェ
〈アーティスト〉クイーン + モンセラート・カバリェ
〈収録アルバム〉『バルセロナ – Barcelona』
〈曲について〉元々はフレディ・マーキュリーとスペインのオペラ歌手のモンセラート・カバリェが1988年にリリースされたコラボレーション・アルバム『バルセロナ – Barcelona』に収録されている曲。
04.「トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー –Too Much Love Will Kill You」
〈作詞・作曲〉ブライアン・メイ & フランク・マスカー & エリザベス・ラマーズ
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』
〈曲について〉1989年にリリースされた13枚目のオリジナル・アルバム『ザ・ミラクル – The Miracle』の製作時に作られていた曲だがアルバムには収録されず、ブライアン・メイが1992年にリリースしたソロ・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ – Back To The Light』に収録された(ブライアン・メイがボーカルを担当)。その後、1995年にリリースされた15枚目のオリジナル・アルバム『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』にも収録された(こちらではフレディ・マーキュリーがボーカルを担当)。『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』に収録されているのは『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』に収録されているものと同じバージョンである。
05.「愛にすべてを –Somebody To Love」
〈作詞・作曲〉フレディ・マーキュリー
〈リード・ボーカル〉ジョージ・マイケル
〈アーティスト〉クイーン + ジョージ・マイケル
〈収録アルバム〉『華麗なるレース – A Day at the Races』
〈曲について〉1976年にリリースされた5枚目のオリジナル・アルバム『華麗なるレース – A Day at the Races』に収録されている曲。『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』に収録されているのは、1992年4月20日にウェンブリー・スタジアムで行われたフレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサートでジョージ・マイケルが歌ったライブ・バージョンである。
06.「ユー・ドント・フール・ミー –You Don’t Fool Me」
〈作詞・作曲〉フレディ・マーキュリー
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』
〈曲について〉元々は1995年にリリースされた15枚目のオリジナル・アルバム『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』に収録されている曲。
07.「ヘヴン・フォー・エヴリワン –Heaven For Everyone」
〈作詞・作曲〉ロジャー・テイラー
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』
〈曲について〉1995年にリリースされた15枚目のオリジナル・アルバ『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』からの1枚目のシングルのA面としてリリースされた曲。イギリスのシングル・チャートでは最高2位を記録。元々はロジャー・テイラーのサイド・プロジェクトであるザ・クロスが1988年にリリースしたアルバム『夢の大陸横断 – Shove It』に収録されていた曲。『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』に収録されているのは、『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』に収録されているのと同じバージョン。
08.「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)–Las Palabras de Amor(The Words of Love)」
〈作詞・作曲〉ブライアン・メイ
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー&ブライアン・メイ
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『ホット・スペース – Hot Space』
〈曲について〉元々は1982年にリリースされた10枚目のオリジナル・アルバム『ホット・スペース – Hot Space』に収録されている曲。1982年6月1日に『ホット・スペース – Hot Space』からの3枚目のシングルのA面としてリリースされ、イギリスのシングル・チャートで最高17位を記録した。
09.「ドリヴィン・バイ・ユー–Driven By You」
〈作詞・作曲〉ブライアン・メイ
〈リード・ボーカル〉ブライアン・メイ
〈アーティスト〉ブライアン・メイ
〈収録アルバム〉『バック・トゥ・ザ・ライト ~光にむかって~ – Back to the Light』
〈曲について〉元々はブライアン・メイが1992年にリリースした初のソロ・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ – Back to the Light』に収録されている曲。
10.「リヴィング・オン・マイ・オウン–Living On My Own」
〈作詞・作曲〉フレディ・マーキュリー
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉フレディ・マーキュリー
〈収録アルバム〉『Mr.バッド・ガイ – Mr. Bad Guy』
〈曲について〉元々はフレディ・マーキュリーが1985年にリリースしたソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ – Mr. Bad Guy』に収録されている曲。同アルバムからのシングルとしてもリリースされた。
11.「レット・ミー・リヴ – Let Me Live」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー&ブライアン・メイ&ロジャー・テイラー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』
〈曲について〉1996年6月17日に『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』からの3枚目のシングルのA面としてリリースされた曲。イギリスのシングル・チャートでは最高9位を記録した。11枚目のオリジナル・アルバム『ザ・ワークス – The Works』の製作時に作られていた曲。
12.「ザ・グレート・プリテンダー – The Great Pretender」
〈作詞・作曲〉バック・ラム
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉フレディ・マーキュリー
〈収録アルバム〉『ザ・フレディ・マーキュリー・アルバム – The Freddie Mercury Album』
〈曲について〉アメリカのコーラス・グループのプラターズ(The Platters)のカバー曲。フレディ・マーキュリーがソロ・アーティストとしてリリースして、イギリスのシングル・チャートで最高4位を記録した。
13.「プリンシス・オブ・ザ・ユニヴァース – Princes Of The Universe」
〈作詞・作曲〉フレディ・マーキュリー
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『カインド・オブ・マジック – A Kind of Magic』
〈曲について〉元々は1986年にリリースされた12枚目のオリジナル・アルバム『カインド・オブ・マジック – A Kind of Magic』に収録されている曲。
14.「地獄へ道づれ – Another One Bites The Dust」
〈作詞・作曲〉ジョン・ディーコン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン + ワイクリフ・ジョン
〈収録アルバム〉『ザ・ゲーム – The Game』
〈曲について〉元々は1980年にリリースされた8枚目のオリジナル・アルバム『ザ・ゲーム – The Game』に収録されている曲。『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』に収録されているのは、ハイチのミュージシャンでラッパーでもあるワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)が参加しているバージョン。
15.「ノー・ワン・バット・ユー – No-One But You(Only the Good Die Young)」
〈作詞・作曲〉ブライアン・メイ
〈リード・ボーカル〉ブライアン・メイ & ロジャー・テイラー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』
〈曲について〉フレディ・マーキュリーの死後にリリースされた曲。ジョン・ディーコンがクイーンのレコーディングに参加した一番最後の曲。
16.「輝ける日々 – These Are The Days Of Our Lives」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈アーティスト〉クイーン
〈収録アルバム〉『イニュエンドウ – Innuendo』
〈曲について〉1991年にリリースされた14枚目のオリジナル・アルバム『イニュエンドウ – Innuendo』に収録されている曲。1991年9月5日(フレディ・マーキュリーの誕生日)にアルバムからの4枚目のシングルのA面としてリリースされた曲。イギリスのシングル・チャートでは1位を記録。
『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
- フレディ・マーキュリー名義の曲(4曲) = 25.0%
- クイーン名義の曲(3曲) = 18.7%
- ブライアン・メイ名義の曲(3曲) = 18.7%
- ロジャー・テイラー名義の曲(1曲) = 6.3%
- ジョン・ディーコン名義の曲(1曲) = 6.3%
- クイーン & デヴィッド・ボウイ名義の曲(1曲) = 6.3%
- フレディ・マーキュリー & マイク・モラン名義の曲(1曲) = 6.3%
- ブライアン・メイ & フランク・マスカー & エリザベス・ラマーズ名義の曲(1曲) = 6.3%
- バック・ラム名義の曲(1曲) = 6.3%
イギリスのアルバム・チャートで5位を記録
『グレイテスト・ヒッツ Ⅲ – Greatest Hits Ⅲ』のイギリスのアルバム・チャートでの最高位は5位である。イギリスのアルバム・チャートに1999年11月14日付で初登場5位を記録。チャートには23週間チャート・インした。