『The Miracle』はQueenが発表した13枚目のオリジナル・アルバム
『The Miracle – ザ・ミラクル』はQueen(クイーン)が発表した13枚目のオリジナル・アルバムである。このアルバムでは、メンバー全員が曲作りに参加し、クレジットも「Queen」として統一されている。イギリスでの発売日は1989年5月22日。プロデューサーはクイーン&デヴィッド・リチャーズ。アルバムには全部で10曲が収録されていて、1~5曲目までがアナログ・レコードのA面にあたり、6~9曲目までがB面にあたる。
収録曲
01.「Party – パーティ」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉アルバムのオープニング曲で、エネルギッシュで楽しい雰囲気を持つロックナンバー。
02.「Khashoggi’s Ship – カショーギの船」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉アップテンポで、ハードロック的なエッジが強調された曲。カショーギとは、サウジアラビアの実業家のアドナン・カショーギの事。
03.「The Miracle – ザ・ミラクル」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉フレディ・マーキュリーのパワフルなボーカルとクイーン特有のハーモニーが際立っている曲。1989年11月27日にアルバムからの5枚目のシングルのA面としてリリースされ、イギリスのシングル・チャートでは最高21位を記録。
04.「I Want It All – アイ・ウォント・イット・オール」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉ブライアン・メイのギターリフが特徴的な曲。1989年5月2日にアルバムからの1枚目のシングルのA面としてリリースされ、イギリスのシングル・チャートでは最高3位を記録。
05.「The Invisible Man – インビジブル・マン」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉デジタル・サウンドやシンセサイザーが特徴的なエレクトロ・ポップ調の曲。1989年8月7日にアルバムからの3枚目のシングルのA面としてリリースされ、イギリスのシングル・チャートでは最高12位を記録。
06.「Breakthru – ブレイクスルー」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉アップテンポのポップ・ロックで、力強いリズムが特徴の曲。1989年6月19日にアルバムからの2枚目のシングルのA面としてリリースされ、イギリスのシングル・チャートでは最高7位を記録。
07.「Rain Must Fall – レイン・マスト・フォール」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉ラテン音楽やカリブ音楽の影響を感じさせる、軽快なビートと軽やかなギターリフが特徴の曲。
08.「Scandal – スキャンダル」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉1989年10月9日にアルバムからの4枚目のシングルのA面としてリリースされた曲。イギリスのシングル・チャートで最高25位を記録。B面には、後に『Made in Heaven – メイド・イン・ヘヴン』に収録される事になる「My Life Has Been Saved」のオリジナル・バージョンが収録されている。
09.「My Baby Does Me – マイ・ベイビー・ダズ・ミー」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉リズミカルでスムーズなメロディラインが特徴の曲。
10.「Was It All Worth It – 素晴らしきロックン・ロール・ライフ」
〈作詞・作曲〉クイーン
〈リード・ボーカル〉フレディ・マーキュリー
〈曲について〉フレディ・マーキュリーの力強いボーカルと、重厚なオーケストラ風のアレンジが印象的な曲。
『The Miracle – ザ・ミラクル』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
- クイーン名義の曲(10曲) = 100%
イギリスのアルバム・チャートで1位を記録
『The Miracle – ザ・ミラクル』のイギリスのアルバム・チャートでの最高位は1位である。イギリスのアルバム・チャートに1989年6月3日付で初登場1位を記録した。1位獲得回数は1回で、32週間チャート・インした。