イギリスのロック・バンドのクイーン(Queen)のメンバー4人についての記事です。これを見れば生存しているメンバーの現在の年齢、亡くなったメンバーの年齢、メンバー毎のソングライティングの数、ソロ・アルバムなどについてが分かります。
- フレディ・マーキュリー プロフィール
- クイーンでは主にボーカルとピアノを担当 ブライアン・メイと共にバンドのメイン・ソングライターを担う
- ソロとして2枚のオリジナル・アルバムをリリース
- ブライアン・メイ プロフィール
- クイーンでは主にギターとボーカルを担当 フレディ・マーキュリーと共にバンドのメイン・ソングライターを担う
- ソロとしてアルバムを3枚リリース コラボレーション・アルバムなどもリリース
- ソロとして来日公演も行う
- ロジャー・テイラー プロフィール
- クイーンでは主にドラムを担当
- ソロやバンドで活動 スタジオ・アルバムを9枚リリース
- ジョン・ディーコン プロフィール
- クイーンでは主にベースを担当 メンバーの中では最年少
- 映画のサウンド・トラックなどに参加 ソロアルバムなどは発表していない
フレディ・マーキュリー プロフィール
- 名前:フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury) 出生名:ファルーク・バルサラ( Farrokh Bulsara)
- 生年月日:1946年9月5日(1991年11月24日死去 満45歳没)
- 担当楽器:ボーカル ピアノ ギター キーボード 等
- 出身地:タンザニア ザンジバル島
- 血液型:不明
- 星座:乙女座
作詞・作曲数:89曲
- フレディ・マーキュリー名義:53曲
- マーキュリー/メイ名義の曲:2曲
- ディーコン/マーキュリー名義の曲:1曲
- マーキュリー/ディーコン名義の曲:2曲
- クイーン名義:28曲
- メイ/マーキュリー/テイラー/ディーコン名義の曲:1曲
- クイーン/ボウイ名義の曲:1曲
- クイーン/マイク・モラン名義の曲:1曲
リード・ボーカル担当全曲数:140曲
(単独でのリード・ボーカル126曲、共同でのリード・ボーカル14曲)
クイーンでは主にボーカルとピアノを担当 ブライアン・メイと共にバンドのメイン・ソングライターを担う
フレディ・マーキュリーは、クイーンでは主にボーカルとピアノを担当していた。クイーンの全オリジナル・アルバム収録曲172曲中89曲に製作者としてクレジットされている。※1
クイーンの楽曲に作詞・作曲でクレジットされている数の多さはメンバー最多である。
ソロとして2枚のオリジナル・アルバムをリリース
フレディ・マーキュリーはクイーン在籍時からソロ活動を開始している。1985年にソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ – Mr. Bad Guy』をリリースしている。このアルバムに収録されている「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー – I Was Born To Love You」は、後にクイーン名義で1995年に発表した15枚目のオリジナル・アルバム『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』にも収録されている。
1988年にはスペインのオペラ歌手のモンセラート・カバリェとのコラボレーション・アルバム『バルセロナ – Barcelona』をリリースしている。このアルバムに収録されている「ラ・ジャポネーズ – La Japonaise」という曲で日本語の歌詞を歌っている。
ブライアン・メイ プロフィール
- 名前:ブライアン・ハロルド・メイ(Brian Harold May)
- 生年月日:1947年7月19日(75歳)
- 担当楽器:ギター ボーカル ピアノ キーボード 等
- 出身地:イングランド・ミドルセックス州ハンプトン
- 血液型:不明
- 星座:蟹座
作詞・作曲数:81曲
- ブライアン・メイ名義:43曲
- マーキュリー/メイ名義:2曲
- メイ/テイラー名義:2曲
- ブライアン・メイ/ティム・スタッフェル名義:1曲
- ブライアン・メイ/フランク・マスカー/エリザベス・ラマーズ名義の曲:1曲
- ワーグナー/メイ名義:1曲
- クイーン名義:28曲
- メイ/マーキュリー/テイラー/ディーコン名義の曲:1曲
- クイーン/ボウイ名義の曲:1曲
- クイーン/マイク・モラン名義の曲:1曲
リード・ボーカル担当全曲数:17曲
(単独でのリード・ボーカル9曲、共同でのリード・ボーカル8曲)
クイーンでは主にギターとボーカルを担当 フレディ・マーキュリーと共にバンドのメイン・ソングライターを担う
ブライアン・メイは、クイーンでは主にギターとボーカルを担当している。クイーンの全オリジナル・アルバム収録曲172曲中81曲に製作者としてクレジットされている。※1
クイーンの楽曲に作詞・作曲でクレジットされている数はフレディ・マーキュリーの次に多い。
ソロとしてアルバムを3枚リリース コラボレーション・アルバムなどもリリース
ブライアン・メイはクイーン在籍時からソロ活動を開始している。1983年にブライアン・メイ & フレンズ名義で『無敵艦隊スター・フリート – Star Fleet Project』をリリースしている。このアルバムにはロジャー・テイラーも参加していて、他にはヴァン・ヘイレンのギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレンなども参加している。
1992年には初のソロ・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ – Back to the Light』をリリースしている。今までにリリースしているソロ・アルバムは以下のとおり。
〈ソロ・アルバム〉
- 『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ – Back to the Light』(1992)
- 『アナザー・ワールド – Another World』(1998)
- 『フーリア –La musique de Furia』(2000)
〈ライブ・アルバム〉
- 『1994 Live at the Brixton Academy』(1998) ザ・ブライアン・メイ・バンド名義
他にも様々なアーティストとのコラボレーション・アルバムをリリースしている。
ソロとして来日公演も行う
ブライアン・メイは、ソロ・アーティストとして1993年に来日公演ツアーを行っている。ザ・ブライアン・メイ・バンド名義で行われた来日公演のメンバーには、コージー・パウエル(レインボー、マイケル・シェンカー・グループ等)やニール・マーレイ(ホワイト・スネイク、ブラック・サバス等)などが含まれていた。
ロジャー・テイラー プロフィール
- 名前:ロジャー・テイラー(Roger Taylor)
- 生年月日:1949年7月26日(73歳)
- 担当楽器:ドラム パーカッション キーボード ボーカル 等
- 出身地:イングランド・ノーフォーク
- 血液型:不明
- 星座:獅子座
作詞・作曲数:53曲
- ロジャー・テイラー名義:20曲
- メイ/テイラー名義:2曲
- クイーン名義:28曲
- メイ/マーキュリー/テイラー/ディーコン名義の曲:1曲
- クイーン/ボウイ名義の曲:1曲
- クイーン/マイク・モラン名義の曲:1曲
リード・ボーカル担当全曲数:12曲
(単独でのリード・ボーカル7曲、共同でのリード・ボーカル5曲)
クイーンでは主にドラムを担当
ロジャー・テイラーは、クイーンでは主にドラムを担当していた。クイーンの全楽曲172曲中53曲に製作者としてクレジットされている。※1
リード・ボーカルは全部で12曲担当している。
ソロやバンドで活動 スタジオ・アルバムを9枚リリース
ロジャー・テイラーはクイーン在籍時からソロ活動を開始している。1977年にデビュー・シングル「アイ・ウォナ・テスティファイ – I Wanna Testify」をリリース。クイーンのメンバーの中で一番最初にソロ・デビューを果たしている。
1981年4月にソロ・アルバム『ファン・イン・スペース –Fun in Space』をリリース。ソロとしては2021年発売の『アウトサイダー – Outsider』までに、通算6枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。今までにリリースしているソロ・アルバムは以下のとおり。
〈ソロ・アルバム〉
- 『ファン・イン・スペース – Fun in Space』(1981)
- 『ストレンジ・フロンティア –Strange Frontier』(1984)
- 『ハピネス? –Happiness?』(1994)
- 『エレクトリック・ファイアー –Electric Fire』(1998)
- 『ファン・オン・アース ~ 地上の愉楽 – Fun on Earth』(2013)
- 『アウトサイダー – Outsider』(2021)
1987年には自身のバンド、ザ・クロス(The Cross)を結成。ロジャー・テイラーはこのバンドではドラムではなく、リード・ボーカルとリズム・ギターを担当している。1988年に1枚目のアルバム『夢の大陸横断 –Shove It』をリリース。このアルバムに収録されている「ヘヴン・フォー・エヴリワン – Heaven for Everyone」には、フレディ・マーキュリーがゲスト・ボーカルとして参加している。また、同アルバム収録の「Love Lies Bleeding (She Was A Wicked, Wily Waitress)」にはブライアン・メイがギターで参加をしている。
「ヘヴン・フォー・エヴリワン – Heaven for Everyone」は後にクイーン名義で1995年に発表した15枚目のオリジナル・アルバム『メイド・イン・ヘヴン – Made in Heaven』にも収録されている。ザ・クロスが今までにリリースしているアルバムは以下のとおり。
〈ザ・クロス〉
- 『夢の大陸横断 – Shove It』(1988)
- 『マッド・バッド・ロックンローラー –Mad, Bad and Dangerous to Know』(1990)
- 『ブルー・ロック –Blue Rock』(1991)
ジョン・ディーコン プロフィール
- 名前:ジョン・リチャード・ディーコン(John Richard Deacon)
- 生年月日:1951年8月19日 (71歳)
- 担当楽器:ベース ダブル・ベース キーボード 等
- 出身地:イングランド・レスターシャー
- 血液型:不明
- 星座:獅子座
作詞・作曲数:49曲
- ジョン・ディーコン名義:15曲
- ディーコン/マーキュリー名義:1曲
- マーキュリー/ディーコン名義:2曲
- クイーン名義:28曲
- メイ/マーキュリー/テイラー/ディーコン名義の曲:1曲
- クイーン/ボウイ名義の曲:1曲
- クイーン/マイク・モラン名義の曲:1曲
クイーンでは主にベースを担当 メンバーの中では最年少
ジョン・ディーコンは、クイーンでは主にベースを担当していた。 メンバーの中では最年少である。 クイーンの全楽曲172曲中49曲に製作者としてクレジットされている。※1
クイーンの楽曲に作詞・作曲でクレジットされている数は、メンバーの中では一番少ない。 リード・ボーカルを担当した事がない唯一のメンバーでもある。
映画のサウンド・トラックなどに参加 ソロアルバムなどは発表していない
ジョン・ディーコンはクイーン在籍時からソロ活動を開始している。1983年にマン・フライデー & ジャイブ・ジュニア(MAN FRIDAY and JIVE JUNIOUR)名義でシングル「Picking Up Sounds」をリリース。
このバンドの参加メンバーは以下のとおり。
スコット・ゴーハム(Scott Gorham) -シン・リジィ(Thin Lizzy)のギタリスト
ミック・ラルフス(Mick Ralphs) -バッド・カンパニー(Bad Company)のギタリスト
サイモン・カーク(Simon Kirke) -バッド・カンパニー(Bad Company)のドラマー
マーティン・チェンバース(Martin Chambers) -プリテンダーズ(The Pretenders)のドラマー
1986年にはジョン・ハフ監督の映画『ビグルス・時空を越えた戦士 – Biggles』のサウンド・トラックへ参加をした。イモータルズ(The Immortals)という名義でシングル「No Turning Back」をリリースした。
日本の歌手である本田美奈子が「No Turning Back」を「ルーレット」と改題して日本語でカバーをしている。この曲は1986年リリースの本田美奈子の3枚目のアルバム『CANCEL – キャンセル』に収録されている。
※1 クイーンがリリースした全オリジナル・アルバム収録曲の合計172曲 。