『…And Justice for All – メタル・ジャスティス』はメタリカが発表した4枚目のオリジナル・アルバム
『…And Justice for All – メタル・ジャスティス』は、アメリカのヘヴィ・メタル・バンドのメタリカ（Metallica）が発表した4枚目のオリジナル・アルバムである。アメリカでの発売日は1988年8月25日。プロデューサーはメタリカとフレミング・ラスムッセン（Flemming Rasmussen）が担当。 アルバムには全部で9曲が収録されている。
メンバー
- ジェイムズ・ヘットフィールド（James Hetfield） リード・ボーカル／リズム・ギター
- カーク・ハメット（Kirk Hammet） リード・ギター／バッキング・ボーカル
- ジェイソン・ニューステッド（Jason Newsted） ベース／バッキング・ボーカル
- ラーズ・ウルリッヒ（Lars Ulrich） ドラムス
収録曲
01.「Blackened – ブラッケンド」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ／ニューステッド
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉ベーシストのジェイソン・ニューステッドがこのアルバムで作曲に参加した唯一の曲。
02.「…And Justice for All – メタル・ジャスティス」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ／ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉1988年9月にアルバムからの1枚目のシングルとしてリリースされた曲。
03.「Eye of the Beholder – アイ・オブ・ザ・ビホールダー」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ／ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉1988年10月にアルバムからの2枚目のシングルとしてリリースされた曲。
04.「One – ワン」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉1989年1月にアルバムからの3枚目のシングルとしてリリースされた曲。アメリカのチャートで最高46位を記録。イギリスのチャートで最高13位を記録。グラミー賞の「ベスト・メタル・パフォーマンス部門」を受賞。
05.「The Shortest Straw – ザ・ショーテスト・ストロー」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
06.「Harvester of Sorrow –ハーヴェスター・オブ・ソロー」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
07.「The Frayed Ends of Sanity – ザ・フレイド・エンズ・オブ・サニティ」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ／ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
08.「To Live is to Die – トゥ・リヴ・イズ・トゥ・ダイ」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ／バートン
〈リード・ボーカル〉インストゥルメンタルのため、ボーカルはなし。
〈曲について〉インストゥルメンタル。アルバム収録曲の中で演奏時間が一番長い曲（9分48秒）。
09.「Dyers Eve – ダイアーズ・イヴ」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド／ウルリッヒ／ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉アルバム収録曲の中で演奏時間が一番短い曲（5分12秒）。
『…And Justice for All – メタル・ジャスティス』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
- ヘットフィールド／ウルリッヒ／ハメット名義の曲（4曲） = 44.4％
- ヘットフィールド／ウルリッヒ名義の曲（3曲） = 33.3％
- ヘットフィールド／ウルリッヒ／ニューステッド名義の曲（1曲） = 11.1％
- ヘットフィールド／ウルリッヒ／バートン名義の曲（1曲） = 11.1％
アメリカのアルバム・チャートで最高6位を記録
『…And Justice for All – メタル・ジャスティス』はアメリカでのアルバム・チャートで最高6位を記録した。イギリスでは最高4位を記録。
2003年までにアメリカだけで800万枚以上の売上を記録していて、メタリカのアルバム史上2番目に売れているアルバムである。メタリカのアルバム史上1番売れているのは、1991年発表の5作目『Metallica – メタリカ』である。
アルバム・ジャケットについて
『…And Justice for All – メタル・ジャスティス』のアルバム・ジャケットのコンセプトは、ジェームズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒが考え、イラストは、スティーブン・ゴーマン（Stephen Gorman）が担当した。
