レッド・ツェッペリン Ⅰ『Led Zeppelin – レッド・ツェッぺリン Ⅰ』解説:1枚目のアルバム 収録曲、チャート順位、アルバム・ジャケットについて

LED ZEPPELIN Iのソングライターについての円グラフロック
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Led Zeppelin – Communication Breakdown (Live at Royal Albert Hall 1970)
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『Led Zeppelin – レッド・ツェッペリン Ⅰ』はレッド・ツェッペリンが発表した1枚目のオリジナル・アルバム

『Led Zeppelin – レッド・ツェッペリン Ⅰ』は、イギリスのロック・バンドのレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)が発表した1枚目のオリジナル・アルバムである。発売日は1969年1月12日。プロデューサーはジミー・ペイジが担当。 アルバムには全部で9曲が収録されている。

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メンバー

  • ロバート・プラント(Robert Plant) リード・ボーカル/ハーモニカ
  • ジミー・ペイジ(Jimmy Page) エレクトリック・ギター/アコースティック・ギター/ペダル・スティール・ギター/バッキング・ボーカル
  • ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones) ベース/オルガン/バッキング・ボーカル
  • ジョン・ボーナム(John Bonham) ドラムス/ティンパニ/バッキング・ボーカル
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収録曲

01.「Good Times Bad Timesグッド・タイムズ・バッド・タイムズ
〈作詞・作曲〉ペイジ/ジョーンズ/ボーナム
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉アルバムの1曲目に収録されている曲。

02.「Babe I’m Gonna Leave You – ゴナ・リーヴ・ユー
〈作詞・作曲〉トラディショナル アレンジド ジミー・ペイジ
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉元々はアメリカのフォーク・シンガーのアン・ブレドン(Anne Bredon)が1950年代後半にリリースした曲。レッド・ツェッペリンのメンバーは、アメリカのシンガー・ソングライターのジョーン・バエズ(Joan Baez)のカバー・バージョンを聞き、それを元にカバーした。バンドはこの曲はトラディショナル・ソングだと思っていた為、アルバムのクレジットは「Traditional, arranged Jimmy Page」となっている。

03.「You Shook Me – ユー・シュック・ミー
〈作詞・作曲〉ウィリー・ディクスン
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉アメリカのブルース・シンガーでギタリストのマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)が1962年にリリースした曲のカバー。作詞・作曲はウィリー・ディクソン(Willie Dixon)とJ.B.ルノア(J.B.Lenoir)が担当したが、レッド・ツェッペリンのリリース当時のアルバムのクレジットには、ウィリー・ディクスンの名前しか記載されていない。

04.「Dazed and Confused – 幻惑されて
〈作詞・作曲〉ジミー・ペイジ
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉アルバムのクレジットには記載されていないが、元々はアメリカのフォーク・ロック・シンガーのジェイク・ホルムズ(Jake Holmes)が1967年6月にリリースした曲をジミー・ペイジが改編して制作した。後にジェイク・ホルムズとの訴訟問題に発展する事になる。ジミー・ペイジがバイオリンの弓でギターを演奏するパートがある。

05.「Your Time is Gonna Come – 時が来たりて
〈作詞・作曲〉ジミー・ペイジ/ジョン・ポール・ジョーンズ
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉

06.「Black Mountain Side – ブラック・マウンテン・サイド
〈作詞・作曲〉ジミー・ペイジ
〈リード・ボーカル〉インストゥルメンタルのため、ボーカルはなし。
〈曲について〉原曲はアイルランド民謡の「 Down by Blackwaterside」。「Blackwaterside」「 Blackwater Side」「 Black Waterside」とも言われているが、正式な曲名及び作者なども不明。スコットランドのフォーク・ミュージシャンのバート・ヤンシュ(Bert Jansch)がカバーしたバージョンを元にジミー・ペイジが改編して制作した。タイトルも変更されて、アルバムのクレジットもジミー・ペイジとなっている。

07.「Communication Breakdown コミュニケイション・ブレイクダウン」
〈作詞・作曲〉ペイジ/ジョーンズ/ボーナム
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉レッド・ツェッペリンが活動期間中にプロモーション・ビデオが制作された唯一の曲。

08.「I Can’t Quit You Baby – 君から離れられない
〈作詞・作曲〉ウィリー・ディクスン
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉アメリカのブルース・シンガーのオーティス・ラッシュ(Otis Rush)が1956年にリリースした曲のカバー。作詞・作曲はウィリー・ディクスンが担当。レッド・ツェッペリンの9枚目オリジナル・アルバム『Coda – 最終楽章(コーダ)』にこの曲のライブ・バージョンが収録されている。

09.「How Many More Times – ハウ・メニー・モア・タイムズ
〈作詞・作曲〉ペイジ/ジョーンズ/ボーナム
〈リード・ボーカル〉ロバート・プラント
〈曲について〉アメリカのブルース・シンガーのハウリン・ウルフ(Howlin’ Wolf)の「How Many More Yearハウ・メニー・モア・イヤーズ」と、アメリカのブルース・シンガーでギタリストのアルバート・キング(Albert King)の「The Hunterザ・ハンター」などから歌詞が引用されているが、作曲者としてクレジットはされていない。後に著作権問題に発展したが示談で解決した。ジミー・ペイジがバイオリンの弓でギターを演奏するパートがある。

『Led Zeppelin – レッド・ツェッペリン Ⅰ』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。

  • ペイジ/ジョーンズ/ボーナム名義の曲(3曲) = 33.3%
  • カバー(2曲) = 22.2%
  • ジミー・ペイジ名義の曲(2曲)= 22.2%
  • トラディショナル アレンジド ジミー・ペイジ名義の曲(1曲) = 11.1%
  • ジミー・ペイジ/ジョン・ポール・ジョーンズ名義の曲(1曲) = 11.1%


    ※1レッド・ツェッペリンの曲は、アルバム・リリース当時はメンバーのみのクレジットだが、後にクレジットが変更になる事があるが、ここでは1969年のリリース当時のクレジットを元にしている。

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イギリスのアルバム・チャートで最高6位を記録

『Led Zeppelin – レッド・ツェッペリン Ⅰ』はイギリスのアルバム・チャートでの最高位は6位である。イギリスのアルバム・チャートに1969年4月6日付で9位に初登場して、1969年5月4日付けのチャートで最高位6位を記録した。チャートには79週間チャート・インした。
アメリカのビルボード・チャートでは最高10位を記録。

アルバム・ジャケットについて

『Led Zeppelin – レッド・ツェッペリン Ⅰ』のアルバム・ジャケットのデザインは、イギリスのグラフィック・デザイナーでアート・ディレクターのジョージ・ハーディ(George Hardie)が担当した。写真は1937年5月6日に起こったヒンデンブルク号爆発事故のものが使われている。ジミー・ペイジがこの写真を選んで、ジョージ・ハーディに制作を依頼した。