『Master of Puppets – メタル・マスター』はメタリカが発表した3枚目のオリジナル・アルバム
『Master of Puppets – メタル・マスター』は、アメリカのヘヴィ・メタル・バンドのメタリカ(Metallica)が発表した3枚目のオリジナル・アルバムである。アメリカでの発売日は1986年3月3日。プロデューサーはメタリカとフレミング・ラスムッセン(Flemming Rasmussen)が担当。 アルバムには全部で8曲が収録されている。
メンバー
- ジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield) リード・ボーカル/リズム・ギター
- カーク・ハメット(Kirk Hammet) リード・ギター
- クリフ・バートン(Cliff Burton) ベース/バッキング・ボーカル
- ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich) ドラムス
収録曲
01.「Battery – バッテリー」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉アルバム収録曲の中で演奏時間が一番短い曲(5分13秒)。
02.「Master of Puppets – メタル・マスター」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ/バートン/ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉1986年7月にアルバムからのシングルとしてリリースされた曲。アルバム収録曲の中で演奏時間が一番長い曲(8分36秒)。
03.「The Thing That Should Not Be – ザ・シング」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ/ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
04.「Welcome Home (Sanitarium) – ウェルカム・ホーム(サニタリウム)」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ/ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
05.「Disposable Heroe – ディスポーザブル・ヒーローズ」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ/ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
06.「Leper Messiah –リパー・メサイア」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
07.「Orion – オライオン」
〈作詞・作曲〉バートン/ヘットフィールド/ウルリッヒ
〈リード・ボーカル〉インストゥルメンタルのため、ボーカルはなし。
〈曲について〉インストゥルメンタル。
08.「Damage, Inc. – ダメージ・インク」
〈作詞・作曲〉ヘットフィールド/ウルリッヒ/バートン/ハメット
〈リード・ボーカル〉ジェイムズ・ヘットフィールド
〈曲について〉
『Master of Puppets – メタル・マスター』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
- ヘットフィールド/ウルリッヒ/ハメット名義の曲(3曲) = 37.5%
- ヘットフィールド/ウルリッヒ名義の曲(2曲) = 25%
- ヘットフィールド/ウルリッヒ/バートン/ハメット名義の曲(2曲) = 25%
- バートン/ヘットフィールド/ウルリッヒ名義の曲(1曲) = 12.5%
アメリカのアルバム・チャートで最高29位を記録
『Master of Puppets – メタル・マスター』はアメリカでのアルバム・チャートで最高29位を記録した。イギリスでは最高41位を記録。
2003年までにアメリカだけで600万枚以上の売上を記録していて、メタリカのアルバム史上3番目に売れているアルバムである。メタリカのアルバム史上1番売れているのは、1991年発表の5作目『Metallica – メタリカ』である。
アルバム・ジャケットについて
『Master of Puppets – メタル・マスター』のアルバム・ジャケットのコンセプトは、メタリカとピーター・メンチ(Peter Mensch)が考え、イラストは、ドン・ブラウティガム(Don Brautigam)が担当した。
ドン・ブラウティガムはアメリカのアーティストで、モトリー・クルーやアンスラックスなどのアルバム・ジャケットのイラストも手掛けている。