『”ザ・スパゲッティ・インシデント?”』はガンズ・アンド・ローゼズが発表したカバー・アルバム
『“The Spaghetti Incident?“ – “ザ・スパゲッティ・インシデント?”』は、アメリカのロック・バンドのガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)が発表したカバー・アルバムで、スタジオ・アルバムとしては5作目にあたる。アメリカでの発売日は1993年11月23日。プロデューサーは1曲目はガンズ・アンド・ローゼズが担当、11曲目はダフ・マッケイガンとジム・ミッチェルが担当、それ以外の曲はマイク・クリンクとガンズ・アンド・ローゼズが担当した。アルバムには全部で12曲が収録されている。
収録曲
01.「シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー – Since I Don’t Have You」
〈作詞・作曲〉ジョゼフ・ロック/ジェームズ・ボーモント/ザ・スカイライナーズ
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ
〈曲について〉アメリカのドゥーワップ・グループのザ・スカイライナーズ(The Skyliners)が1958年にリリースした楽曲のカバー。1994年にアルバムからのシングルとしてリリースされ、アメリカのビルボード・ホット100のチャートで最高69位を記録。イギリスのシングル・チャートで最高10位を記録。
02.「ニュー・ローズ – New Rose」
〈作詞・作曲〉ブライアン・ジェイムス
〈リード・ボーカル〉ダフ・マッケイガン
〈曲について〉イギリスのパンク・ロック・バンドのダムド(The Damned)が1976年にリリースした楽曲のカバー。ベーシストのダフ・マッケイガンがボーカルを担当。
03.「ダウン・オン・ザ・ファーム – Down on the Farm」
〈作詞・作曲〉チャーリー・ハーパー/アルビン・ギブス/ニコラス・ガラット
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ
〈曲について〉イギリスのパンク・ロック・バンドのU.K.サブス(U.K. Subs)が1982年にリリースした楽曲のカバー。
04.「ヒューマン・ビーイング – Human Being」
〈作詞・作曲〉ジョニー・サンダース/デヴィッド・ヨハンセン
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ
〈曲について〉アメリカのロック・バンドのニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)が1974年にリリースした楽曲のカバー。
05.「ロウ・パワー – Raw Power」
〈作詞・作曲〉イギー・ポップ/ジェームズ・ウィリアムソン
〈リード・ボーカル〉ダフ・マッケイガン & アクセル・ローズ
〈曲について〉アメリカのロック・バンドのストゥージズ(The Stooges)が1973年にリリースした楽曲のカバー。
06.「エイント・イット・ファン – Ain’t It Fun」
〈作詞・作曲〉チーター・クローム/ピーター・ラフナー
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ & マイケル・モンロー
〈曲について〉アメリカのパンク・ロック・バンドのデッド・ボーイズ(Dead Boys)が1978年にリリースした楽曲のカバー。ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のボーカリストのマイケル・モンロー(Michael Monroe)がボーカルで参加。
07.「ビューイック・マッケーン – Buick Makane」
〈作詞・作曲〉マーク・ボラン
〈リード・ボーカル〉スラッシュ & アクセル・ローズ
〈曲について〉イギリスのロック・バンドのT・レックス(T. Rex)が1972年にリリースした楽曲のカバー。ギタリストのスラッシュがアクセル・ローズと共にリード・ボーカルを担当。
08.「ヘアー・オブ・ザ・ドッグ – Hair of the Dog」
〈作詞・作曲〉ダン・マカファティ/ピート・アグニュー/マニー・チャールトン/ダレル・スウィート
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ
〈曲について〉スコットランドのロック・バンドのナザレス(Nazareth)が1975年にリリースした楽曲のカバー。
09.「アティテュード – Attitude」
〈作詞・作曲〉グレン・ダンジグ
〈リード・ボーカル〉ダフ・マッケイガン
〈曲について〉アメリカのパンク・ロック・バンドのミスフィッツ(Misfits)が1978年にリリースした楽曲のカバー。ベーシストのダフ・マッケイガンがボーカルを担当。
10.「ブラック・レザー – Black Leather」
〈作詞・作曲〉スティーヴ・ジョーンズ
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ
〈曲について〉イギリスのパンク・ロック・バンドのザ・プロフェッショナルズ(The Professionals)がリリースした楽曲のカバー。
11.「ユー・キャント・プット・ユア・アームズ・アラウンド・ア・メモリー – You Can’t Put Your Arms Around a Memory」
〈作詞・作曲〉ジョニー・サンダース
〈リード・ボーカル〉ダフ・マッケイガン
〈曲について〉アメリカのロック・バンドのニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)のギタリスト、ジョニー・サンダース(Johnny Thunders)が1978年にリリースした楽曲のカバー。ベーシストのダフ・マッケイガンがボーカル、ギター、ドラムを担当。ダフ以外にこの曲のレコーディングに参加しているのはキーボーディストのディジー・リードだけで他のメンバーは参加していない。
12.「アイ・ドント・ケア・アバウト・ユー – I Don’t Care About You」
〈作詞・作曲〉リー・ヴィング
〈リード・ボーカル〉アクセル・ローズ
〈曲について〉アメリカのパンク・ロック・バンド、フィアー(Fear)が1982年にリリースした楽曲のカバー。
『“The Spaghetti Incident?“ – “ザ・スパゲッティ・インシデント?”』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
カバー曲(12曲) = 100%
アメリカのアルバム・チャートで最高4位を記録
『“The Spaghetti Incident?“ – “ザ・スパゲッティ・インシデント?”』のアメリカのビルボード・チャートでの最高位は4位である。
アルバムジャケットについて
『“The Spaghetti Incident?“ – “ザ・スパゲッティ・インシデント?”』のアルバム・ジャケットのデザインは、グラフィックデザイナーでアート・ディレクターのケビン・レーガン(Kevin Reagan)が担当した。ケビン・レーガンは、『ユーズ・ユア・イリュージョン I – Use Your Illusion I』、『ユーズ・ユア・イリュージョン II – Use Your Illusion II』のアルバム・ジャケットのデザインも手掛けている。