『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』はビートルズが発表した6枚目のオリジナル・アルバム
『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』は、ビートルズが発表した6枚目のオリジナル・アルバムである。
イギリスでの発売日は1965年12月3日。
プロデューサーはジョージ・マーティン。
アルバムには全部で14曲が収録されている。
1~7曲目までがアナログ・レコードのA面にあたり、8~14曲目までがB面にあたる。
曲目について
01.「ドライヴ・マイ・カー(Drive My Car)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー & ジョン・レノン
〈曲について〉力強いビートとソウルフルなベースラインが特徴の曲。歌詞の内容は、女性が男性に「私の運転手になって」と誘うユーモラスなもの。
02.「ノルウェーの森(Norwegian Wood(This Bird Has Flown))」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉フォーク調の曲で、ジョージ・ハリスンがビートルズで初めてシタールを演奏した事でも有名。
03.「ユー・ウォント・シー・ミー(You Won’t See Me)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉軽快なリズムと豊かなハーモニーが特徴の曲。歌詞の内容は、感情的な距離感やすれ違いをテーマにしている。
04.「ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉シンプルなアコースティックギターが印象的な曲。
05.「嘘つき女(Think For Yourself)」
〈作詞・作曲〉ジョージ・ハリスン
〈リード・ボーカル〉ジョージ・ハリスン
〈曲について〉ジョージ・ハリスンが作詞作曲し、リード・ボーカルを担当した曲。
06.「愛のことば(The Word)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉ファンキーなリズムとハーモニーが、後のサイケデリックなサウンドに通じるものが感じられる曲。
07.「ミッシェル(Michelle)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉フレンチ・シャンソン風のバラードで、フランス語の歌詞が含まれている曲。
08.「消えた恋(What Goes on)」
〈作詞・作曲〉 レノン/マッカートニー/スターキー
〈リード・ボーカル〉リンゴ・スター
〈曲について〉ビートルズの楽曲の中でジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リチャード・スターキー(リンゴ・スターの本名)の3人で制作した唯一の楽曲。ボーカルはリンゴ・スターが担当。
09.「ガール(Girl)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉ビートルズの曲名で最も文字数の少ない(4文字)の曲のうちの1曲。メランコリックなメロディと息を吸い込む独特の音が特徴。
10.「君はいずこへ(I’m Looking Through You)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉アップテンポなフォークロック調の曲。
11.「イン・マイ・ライフ(In My Life)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉美しいメロディとジョージ・マーティンが演奏したバロック風のピアノソロが特徴の曲。
12.「ウェイト(Wait)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン & ポール・マッカートニー
〈曲について〉ビートルズの楽曲名で最も文字数の少ない(4文字)の曲のうちの1曲。アップテンポでエネルギッシュな曲調が特徴。
13.「恋をするなら(If I Needed Someone)」
〈作詞・作曲〉ジョージ・ハリスン
〈リード・ボーカル〉ジョージ・ハリスン
〈曲について〉ジョージ・ハリスンが作詞作曲し、リード・ボーカルを担当した曲。
14.「浮気娘(Run For Your Life)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉ロックンロールの影響が強く、シンプルなギターリフとエネルギッシュなリズムが特徴の曲。
01~04、06、07、09~12、14の11曲がレノン/マッカートニー名義の楽曲。
05、13の2曲がジョージ・ハリスン名義の楽曲。
08がレノン/マッカートニー/スターキー名義の楽曲。
『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
レノン/マッカートニー名義の曲 = 78.6%
ジョージ・ハリスン名義の楽曲 = 14.3%
レノン/マッカートニー/スターキー名義の楽曲 = 7.1%
イギリスのアルバム・チャートで8週連続の1位を記録
『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』は、1965年12月5日付けのイギリスのアルバム・チャートで初登場12位を記録。
翌々週の1965年12月19日付けのチャートで1位を記録し、8週連続の1位を記録した。
アルバム・チャートにはトータルで42週に渡って登場した。
『ラバー・ソウル』 アルバム・ジャケットについて
『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』のアルバム・ジャケットは、写真家でグラフィック・デザイナーのロバート・フリーマン(Robert Freeman)が撮影を担当した。
ロバート・フリーマンは、『ウィズ・ザ・ビートルズ(With the Beatles)』『ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night』『ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)』『ヘルプ!(Help!)』のアルバム・ジャケットの撮影も担当した。