ビートルズ『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』解説:1枚目のアルバム 収録曲やチャートの順位についても

ロック
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『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』はビートルズが発表した1枚目のオリジナル・アルバム

『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』は、ビートルズが発表した1枚目のオリジナル・アルバムである。
イギリスでの発売日はモノラル盤が1963年3月22日で、ステレオ盤が1963年4月26日。 
プロデューサーはジョージ・マーティン。 
アルバムには全部で14曲が収録されている。 

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収録曲

01.「I Saw Her Standing There – アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉デビュー・アルバムの1曲目に収録されている曲。

02.「Misery – ミズリー」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン & ポール・マッカートニー
〈曲について〉元々は、イギリスの歌手、ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)に提供するために作られた曲だが、シャピロ側に断られたので、ビートルズとしてレコーディングした曲。 

03.「Anna(Go To Him) – アンナ」
〈作詞・作曲〉アーサー・アレキサンダー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉アメリカの歌手、アーサー・アレキサンダー (Arthur Alexander)が1962年に発表した曲のカバー。

04.「Chains – チェインズ」
〈作詞・作曲〉ジェリー・ゴフィン/キャロル・キング
〈リード・ボーカル〉ジョージ・ハリスン
〈曲について〉アメリカのR&Bグループ、クッキーズ(The Cookies)が1962年に発表した曲のカバー。

05.「Boys – ボーイズ」
〈作詞・作曲〉ルーサー・ディクスン/ウェズ・ファレル
〈リード・ボーカル〉リンゴ・スター
〈曲について〉アメリカのR&Bグループ、シュレルズ (The Shirells)が1960年に発表した曲のカバー。

06.「Ask Me Why – アスク・ミー・ホワイ」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉ビートルズとしてデビューする前から、グループのオリジナル曲として歌われていた曲。

07.「Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン & ポール・マッカートニー
〈曲について〉1963年1月にビートルズが発売した2枚目のオリジナル・シングルのA面として発売された曲。

08.「Love Me Do – ラヴ・ミー・ドゥ」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン & ポール・マッカートニー
〈曲について〉1962年10月5日にビートルズのデビュー・シングルして発売された曲。

09.「P.S. I Love You – P.S.アイ・ラヴ・ユー」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉1962年10月5日にビートルズのデビュー・シングルのB面として発売された曲。

10.「Baby It’s You – ベイビー・イッツ・ユー」
〈作詞・作曲〉マック・デヴィッド/ルーサー・ディクソン/バート・バカラック
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉アメリカのR&Bグループ、シュレルズ (The Shirells)が1961年に発表した曲のカバー。 ちなみにこのアルバムにはシュレルズのカバーが2曲収録されている。

11.「Do You Want To Know A Secret – ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」
作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョージ・ハリスン
〈曲について〉イギリスの歌手、ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスにも提供された曲。リリースされたのは、ビートルズ版の方が先である。

12.「A Taste Of Honey – 蜜の味」
〈作詞・作曲〉ボビー・スコット/リック・マーロウ
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉1960年に上演された同名のミュージカル『蜜の味』のために作られた曲のカバー。

13.「There’s A Place – ゼアズ・ア・プレイス」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン & ポール・マッカートニー
〈曲について〉アルバムの13曲目に収録された曲。

14.「Twist And Shout – ツイスト・アンド・シャウト」
〈作詞・作曲〉バート・ラッセル・バーンズ/フィル・メドレー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲についてアルバムの最後に収録された曲。


01、02、06、07、08、09、11、13の8曲がレノン/マッカートニー ※1 名義の楽曲。
それ以外の6曲がカバー曲。

『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。

レノン/マッカートニー名義の曲 = 57.1%
カバー曲 = 42.9%

※ マッカートニー/レノン名義も含む

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イギリスのアルバム・チャートで30週連続で1位を記録

『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』は、イギリスのアルバム・チャートで初登場8位を記録。 

ちなみに『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』からチャートの1位から奪ったのは、ビートルズが発表した2枚目のオリジナル・アルバム『With the Beatles – ウィズ・ザ・ビートルズ』である。 
『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』は、アルバム・チャートには70週に渡って登場した。 

『プリーズ・プリーズ・ミー』 アルバム・ジャケットについて

『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』のアルバム・ジャケットの撮影場所は、ビートルズが所属していたレコード会社EMIの本社の吹き抜けである。 
撮影は、写真家で舞台美術家でもあるアンガス・マクビーンが担当。 

ビートルズは、バンド解散後にベスト・アルバム『ザ・ビートルズ1962年~1966年』(通称『赤盤』)と『ザ・ビートルズ1967年~1970年』(通称『青盤』)をリリースしているが、そのジャケットの写真もEMIの本社の吹き抜けで、同じアングルで撮影したものを使用している。 

『赤盤』のジャケットは、『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』のジャケット撮影時の1963年のフォト・セッションで撮影された写真を使用している。 

『青盤』のジャケットは、1969年に撮影された写真を使用している。 
『Please Please Me – プリーズ・プリーズ・ミー』『赤盤』『青盤』のジャケットの写真は、全てアンガス・マクビーンが撮影したものである。