『ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)』はビートルズが発表した4枚目のオリジナル・アルバム
『ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)』は、ビートルズが発表した4枚目のオリジナル・アルバムである。
イギリスでの発売日は1964年12月4日。
プロデューサーはジョージ・マーティン。
アルバムには全部で14曲が収録されている。
1~7曲目までがアナログ・レコードのA面にあたり、8~14曲目までがB面にあたる。
曲目について
01.「ノー・リプライ(No Reply)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉アルバムの1曲目に収録されている楽曲。
02.「アイム・ア・ルーザー(I’m a Loser)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉
03.「ベイビーズ・イン・ブラック(Baby’s in Black)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
〈曲について〉
04.「ロック・アンド・ロール・ミュージック(Rock and Roll Music)」
〈作詞・作曲〉チャック・ベリー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉アメリカのシンガーソングライター・ギタリストのチャック・ベリーが1957年にリリースした楽曲のカバー。
05.「アイル・フォロー・ザ・サン(I’ll Follow the Sun)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉
06.「ミスター・ムーンライト(Mr. Moonlight)」
〈作詞・作曲〉ロイ・リー・ジョンソン
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン
〈曲について〉ドクター・フィールグッド & ジ・インターンズが1962年にリリースした楽曲のカバー。
07.「カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ(Kansas City/Hey, Hey, Hey, Hey)」
〈作詞・作曲〉ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー(カンサス・シティ)/リチャード・ペニーマン(ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ)
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉カバー2曲のメドレー。カンサス・シティはアメリカの歌手のリトル・ウィリー・リトルフィールドが1952年にリリースした楽曲だが、ビートルズはアメリカのミュージシャンのリトル・リチャードが1955年にリリースしたバージョンを元にしている。ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイはリトル・リチャードが1958年にリリースした楽曲。
08.「エイト・デイズ・ア・ウィーク(Eight Days a Week)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
〈曲について〉
09.「ワーズ・オブ・ラヴ(Words of Love)」
〈作詞・作曲〉バディ・ホリー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
〈曲について〉アメリカのシンガーソングライターのバディ・ホリーが1957年7月にリリースした楽曲のカバー。
10.「ハニー・ドント(Honey Don’t)」
〈作詞・作曲〉カール・パーキンス
〈リード・ボーカル〉リンゴ・スター
〈曲について〉アメリカのロカビリー・ミュージシャンのカール・パーキンス楽曲のカバー。このアルバムにはカール・パーキンスのカバーが2曲収録されている。
11.「エヴリー・リトル・シング(Every Little Thing)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
〈曲について〉
12.「パーティーはそのままに(I Don’t Want to Spoil the Party)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
〈曲について〉
13.「ホワット・ユー・アー・ドゥーイング(What You’re Doing)」
〈作詞・作曲〉レノン/マッカートニー
〈リード・ボーカル〉ポール・マッカートニー
〈曲について〉
14.「みんないい娘(Everybody’s Trying to Be My Baby)」
〈作詞・作曲〉カール・パーキンス
〈リード・ボーカル〉ジョージ・ハリスン
〈曲について〉アメリカのロカビリー・ミュージシャンのカール・パーキンス楽曲のカバー。 このアルバムにはカール・パーキンスのカバーが2曲収録されている。
01~03、05、08、11~13の8曲がレノン/マッカートニー ※1名義の楽曲。
04、06、07、09、10、14の6曲がカバー曲。
『ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)』をソング・ライターの比率で見ると、以下のとおり。
レノン/マッカートニー名義の曲 = 57.1%
カバー曲 = 42.9%
※1 マッカートニー/レノン名義も含む
イギリスのアルバム・チャートで11週間1位を記録
『ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)』は、イギリスのアルバム・チャートで初登場4位を記録。
ちなみにこの時の1位はビートルズの3枚目のオリジナル・アルバム『ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)』である。
翌週の1964年12月13日付けのチャートで1位を記録し、トータルで11週間1位を記録した。
『ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)』は、アルバム・チャートにはトータルで46週に渡って登場した。